秋に入って気温が低くなってくるとブーツを履きたくなるという方は多いのではないでしょうか。
ロング―ブーツにコートという大人なコーディネートに憧れている女性も多いのでしょう。
しかし、「ブーツっていつからいつまで履けるの?」「春になっても履ける?」と疑問に感じる方もいるかと思います。
実はブーツを履ける時期は気温やブーツの種類によっても変わってくるのです。
この記事では、ロングブーツの主なシーズンや使用できる期間についてご紹介していきます。
最後にはロングブーツの正しい保管方法も説明していきます。
Contents
ロングブーツはいつからいつまで?(季節)
服装を決める時に大切なことの1つには「服装が季節に合っているか」ということが挙げられます。
「季節感」を考えて服装を選ぶことでおしゃれで洗練された印象になるでしょう。
冬のイメージが強いロングブーツを格好よく着こなせる季節はいつ頃でしょうか。
ロングブーツ履き初め | ロングブーツ履き納め |
---|---|
11月初旬 | 3月中旬 |
ロングブーツに適している時期は一般的に11月初め頃~3月中頃です。
11月初めになると紅葉が始まるところも多く、気温は10~15℃程度になるところも多いでしょう。
紅葉が始まる時期になると一気に気温が下がるので、紅葉の始まりをロングブーツ履き初めの目安にすると分かりやすいです。
ロングブーツを主役にしたコーディネートで紅葉に出かけるのも良いでしょう。
ロングブーツの履き終わりの3月中頃になると気温が15℃を超える温かい日も出てきて、日差しも明るくなり、服装が春らしくなります。
3月といえばまだ寒い日もありますが、地域によっては桜が咲き始めるところもあるでしょう。
「季節感」を大切にしたい場合は3月中頃でロングブーツを履き納めましょう。
ロングブーツは冬のイメージが強いので春一歩手前で履き納めるのがおすすめです。
ただし、ロングブーツを履く時期の基準は季節感以外にも気温や素材などがあります。
ロングブーツはいつからいつまで?(気温)
「季節感」を重視して服装を決める場合は、ロングブーツの着用は11月初め~3月中頃とご紹介しましたが、服装を決める上で「気温」も大切です。
同じ11月でも沖縄と北海道では気温が全く異なります。
自分が住んでいる地域の気温も考慮しながら決めましょう。
暑い日に無理をしてロングブーツを履くとブーツの中が蒸れて臭いが気になることもあります。
ロングブーツを履く目安の気温
15℃以下
最高気温15℃以下の気温がロングブーツを履く気温の目安といえます。
ただし、ショーツブーツやアンクルブーツなど丈の短いブーツは多少気温が高くても履けるので、秋口から春先まで長く履くことができます。
秋の始まりにブーツでおしゃれをしたい場合は、丈の短いブーツから履き始めてみましょう。
ロングブーツの適している時期とは?(種類別)
ロングブーツと一言で言っても種類によっても印象が変わります。
またブーツ自体の暖かさにも違いがあります。
これから、ロングブーツの種類別で履くのに適している時期を説明していきます。
ブーツの種類 | 時期 |
---|---|
二―ハイブーツ | 11月中頃~2月末 |
ムートンブーツ | 11月中頃~2月末 |
ジョッキーブーツ | 10月中頃~3月中頃 |
エンジニアブーツ | 10月中頃~3月中頃 |
ニットブーツ | 11月中頃~2月末 |
ニーハイブーツ
ニーハイブーツとは膝上丈のロングブーツです。
丈が長いブーツなので保温性は抜群です。
ただし、暑い日に無理をして履くと靴の中が蒸れてしまいます。
ファッション的にも真冬の印象が強いので暑い日に履くと暑苦しいイメージになってしまいがちです。
最適な時期は11月中頃~2月末頃で、気温は最高気温10℃を目安にするのが良いでしょう。
ムートンブーツ
モコモコでとても温かい履き心地の良いブーツです。
ムートン素材は真冬のイメージが強いので、ニーハイブーツ同様11月初め~履き始めるのが良いでしょう。
春先に履くと季節感から外れるので、2月いっぱいで履き納めるのが良いでしょう。
ジョッキーブーツ
ジョッキーブーツとはその名の通りジョッキーが履いているような形のブーツのことです。
履き初めの時期はニーハイブーツやムートンブーツよりは少し早めの秋でも「季節感」としては浮かないでしょう。
薄手のコートを羽織り始めるくらいの時期を目安に履き始めるのがおすすめです。
薄手のコートの時期にパンツインしてジョッキーブーツを履く、というコーディネートは秋口によく見かけるお洒落なコーディネートです。
10月中頃の気温が低い日から履き始めてもよいでしょう。
履き終わりは暖かくなってくる3月中頃を目安にしましょう。
エンジニアブーツ
エンジニアブーツは男性でも履けるがっちりとした印象のブーツです。
ジョッキーブーツ同様、カジュアルな印象があるブーツなので、秋口からおしゃれアイテムとして取り入れてもよいでしょう。
ロングタイプの場合は、10月中頃の寒い日に履き始めるのがおすすめです。
履き納めは3月中頃にしましょう。
ニットブーツ
ニット素材でできたとても暖かいブーツです。
ニットの服を着始める時期と同じ時期くらいから着用し始めると良いでしょう。
ムートンブーツ同様、真冬のイメージが強いので季節感的には11月初め~2月末まで履くのがおすすめです。
ロングブーツの適している時期とは?(素材別)
ブーツの素材はざっくり分けると2つに分類できます。
ブーツは素材によっても適している時期が変わってくるので、これからロングブーツの適している時期を「素材別」で説明していきます。
ニット・モコモコ・スウェード系
ムートンやニット素材でできた暖かいブーツはとても暖かいので、寒い日に履くのに適しています。
見た目も暖かい印象が強いので、冬本番の11月初め~2月いっぱいの間に着用するのがおすすめです。
3月に入っても寒い日がありますが、春の装いに変わってくる頃なので、3月の着用はあまりおすすめできません。
革系
ロングブーツで最も多い素材が革系です。
黒や茶色、最近では白のブーツもよくでています。
革系は季節感的には秋口~春先まで着用可能ですが、気温が上がり始めると靴の中が蒸れるので、11月初め~3月中頃までの着用がおすすめです。
ただし、ロングブーツではなくショートブーツ(ふくらはぎ下までのブーツ)やブーティー(くるぶし丈のブーツ)などは9月中頃の寒い日~4月中頃まで着用できます。
秋・春に適しているブーツとは?
今までロングブーツの適している時期について説明してきましたが、ブーツには丈の短いショートブーツやアンクルブーツもあります。
丈の短いブーツはロングブーツに比べて着用できる期間が長いです。
これから丈の短いブーツについて説明していきます。
秋口(9月)
9月はまだ暑い日が多いですが、季節は徐々に秋に近づいていきます。
そろそろ涼しい日も出始める頃でしょう。
涼しくなってきたらショートブーツを履き始めるとおしゃれ感がUPします。
ただし素材や色や丈を間違えると暑苦しい印象になるので、秋口は涼しい印象の短い丈のブーツを履くようにしましょう。
秋口におすすめのブーツ
- 明るめの色(白・ベージュ)のショートブーツ
- メッシュ素材などの涼しい素材のもの
- つま先が出ているオープントゥーシューズ
春先(4月)
4月になると一気に季節が進み春になります。
気温も上がり日によっては暑い日もでてきます。
しかし、明るい色や足首が見えるタイプのショートブーツであれば春先でもおしゃれに着こなせます。
4月でもブーツを履きたいという方は季節感から外れないようにいくつかのポイントに注意しましょう。
春先におすすめのブーツ
- 白やペールトーンのヌーディ―系のショートブーツ
- 明るい印象のブーティー
- ヒールが細いショートブーツ
街の女性や店員さんを参考にする
ブーツを履く時期に迷ったら街中を歩く女性の服装を参考にするのも良いでしょう。
ショッピングセンターにいる店員さんの服装も参考になります。
ブーツを履く時期に迷った時は周りの女性の服装をチェックしてみましょう。
では次にブーツの保管方法について説明していきます。
ブーツの保管方法
秋から春先まで長い間ファッションを彩ってくれたロングブーツですが、気温が上がってくるとオフシーズンになります。
オフシーズンになると長い間ロングブーツを片付けることになりますが、その保管方法で注意すべき点がいくつかあります。
これからロングブーツの正しい保管方法について解説していきます。
オフシーズンのブーツの正しい保管方法
ブーツの汚れを落とす
最初にブーツについている泥やほこりなどの汚れを落としましょう。
汚れを落とすのに最適なアイテムは靴用ブラシですが、靴用ブラシがない場合は新聞紙などで汚れを払うのがおすすめです。
靴用ブラシは100円均一などで購入できます。
ブーツを乾燥させる
ブーツをしっかりと乾燥させてカビや嫌な臭いを予防しましょう。
風の通りが良い日陰で陰干ししてブーツ内部まで乾燥させます。
この時チャックなどがある場合は全部開けて乾かすとブーツの内部まで乾燥させやすいです。
保管中の湿気対策
一度しっかり乾燥させても保管中に湿気でカビが生えてしまうこともあるので、乾燥材や除湿剤を使用して湿気対策をしましょう。
乾燥材や除湿剤をブーツの中に入れて保管するのがおすすめです。
おすすめの乾燥材はブーツ用の乾燥材ですが、最近は100円均一などにも売っているので、一度お店をチェックしてみましょう。
臭い対策
長期間保管するので臭いの対策もしっかりと行いましょう。
臭いの元はブーツ内で増える雑菌です。
雑菌が繁殖しないように3の除湿対策に加えて消臭剤もブーツ内に入れるのがおすすめです。
型崩れ対策
ロングブーツの型崩れ対策をしっかりと行ってきれいな形をキープしましょう。
型崩れに注意しないと変なシワが寄ってしまうこともあります。
ロングブーツの形に合ったブーツキーパーを使用してきれいな形のまま保管しましょう。
ブーツキーパーがない場合は新聞紙をロングブーツで詰め物をするのもおすすめです。
ただし、新聞紙の色が移る可能性があるので、新聞紙とブーツの間に白い紙を1枚入れておくと安心です。
湿気が少ないところに片付けよう
ロングブーツは押入れの奥や靴箱の隅など湿気が多い場所に収納することが多いですができれば通気性のよい場所にしまうようにしましょう。
しかし、なかなか通気性が良くてロングブーツを収納できる場所がないという方は、たまに陰干しをするなどして湿気対策をしましょう。
片付ける時は購入時に入っていた箱に入れるのがおすすめです。
箱に入れると形も崩れず湿気も溜まりづらいです。
もし箱だと場所をとるという方は、通気性の良い綿素材の袋に入れて収納するのも良いでしょう。
ブーツを履いているとなぜ臭くなるのか?
蒸れやすいブーツ内に汗をかきやすい足が長時間入っていることで雑菌が繁殖するからです。
足の汗や角質が湿度の高い場所で雑菌となり繁殖していきます。
さらにブーツ内は密閉された空間なので臭いがこもって臭くなってしまいます。
ブーツを履いた日は家に帰って片付けるまえに簡単なお手入れをしましょう。
では、次にブーツを履いた日の簡単なお手入れ方法について説明していきます。
ブーツは日常のお手入れが大事
ブーツを履いて帰ったらすぐにシューズクローゼットに片付けている人も多いでしょう。
しかし、そのように保管しているとブーツの中が臭くなったり、型崩れしてしまったりする原因になります。
シューズクローゼットに片付ける前に一手間加えて大事なブーツを長持ちさせましょう。
ブーツのお手入れ方法
- 履いたブーツを日陰で乾燥させる
- 型崩れを防ぐためにブーツキーパーを使用するか新聞紙を詰める
- あれば乾燥材(炭など)をブーツ内に入れる
- 湿度の低い所で保管する
湿度はブーツの大敵です。
帰ってシューズクローゼットに片付ける前にブーツ内の湿気を取って乾燥させましょう。
汚れがついているときはその時点で払っておくときれいな状態を維持できます。
ブーツのお手入れをしても臭いが気になる場合は?
ブーツのお手入れをしっかりとしていても、臭いが気になることがあります。
そのときは自分の足にも目を向けることが大切です。
足を清潔に保つことで雑菌が繁殖しづらくなります。
お風呂に入った時は石鹸できれいに洗いましょう。
水だけではなく石鹸で洗うことで雑菌を流すことができます。
次に、角質のケアをしっかりと行いましょう。
角質が多い足裏は雑菌が繁殖しやすいです。
そして、ブーツを履くときには靴下もしくはストキングに消臭スプレーを活用するとさらに安心です。
この時、ブーツに消臭スプレーしないように注意しましょう。
直接スプレーするとブーツのしみ、カビの原因になってしまうことがあります。
まとめ
おしゃれに履くと格好いいロングブーツですが季節を間違えると暑苦しい印象をもたらしてしまうこともあります。
季節感・気温・ブーツの素材・丈・色などを考慮してその時期に合ったブーツを選んで履きましょう。
また、オフシーズンになったブーツを片付ける時にも工夫が必要です。
何もせずそのまま靴箱に入れていたらカビや臭い、型崩れの原因になってしまうこともあります。
大事なブーツを次のシーズンでも活躍させるために、汚れを落として綺麗な状態で収納しましょう。